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宮城まるごと探訪

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いざ行かん 丸森満喫の旅(阿武隈急行~阿武隈ライン舟下り~丸森街歩き)

最終更新日:2023/12/20

季節
1月/2月/3月/4月/5月/6月/7月/8月/9月/10月/11月/12月
市町村
県南エリア-丸森町
目的
祭り・イベント-イベント

 

丸森町。そこは宮城県の最南端にある町。町の面積の7割が山林で、一級河川阿武隈川が流れる自然に恵まれた町です。

年の暮れも近づき、1年の締めくくりは何処に行こうかな・・・と考えていました。

 

そうだ、丸森へ行こう。阿武隈急行にも乗ってみたいし、丸森の自然にも触れてみたい。

阿武隈川の舟下りで川の流れのようにおだやかにこの身をまかせていたい。

 

気がついたら、私は電車に飛び乗っていました。

 

仙台から丸森まではJR東北本線「槻木駅」で阿武隈急行線に乗り継いで約1時間で着きます。

今回は阿武隈急行全線フリー(福島⇔槻木)+阿武隈ライン舟下り乗船券+齋理屋敷入館券がセットになったお得な丸森満喫きっぷ2,500円を使って行きました。

 

 

阿武隈急行

阿武隈急行は阿武隈急行線を運営する第三セクターの鉄道会社です。こちらの電車は新型車両AB900系。

 

 

清潔感溢れる車内。

 

電車に揺られながら、丸森に近づくにつれて街並みが変わり、空には優雅に飛ぶ白鳥の姿が見えました。

遠くに見える雪化粧をまとった蔵王連峰を横目に景色の移ろいを感じておりました。冬が来たのだな。

ただ電車に乗っているだけなのに、これって贅沢な時間だな。そう思わせてくれるようでした。

 

丸森駅到着。

 

 

綺麗な山々が見える駅のホーム。丸森に来たという感じがします。

 

丸森駅前の駐車場は無料で停められます。

 

トイレは駅の外にあります。タクシーはおりませんので、利用したい場合は事前に予約することをおすすめします。

 

駅構内には貸し自転車のレンタサイクル「やまゆり号」がありました。こちらは無料で借りられます。

7台のうち4台が電動自転車で、こちらを借りる場合のみ身分証明書の提示が必要となります。

隣接する移住・定住サポートセンター「じゅーぴたっ」で借りる手続きをしますが、開いていない時は駅の窓口で対応してくれます。

 

「じゅーぴたっ」が開いている時はちょっといい自転車も借りられるみたいですよ♪

 

せっかくなので、私も自転車を借りてみることにしました。

駅員さんに身分証明書をお見せして、貸出簿に必要事項を記入してから借ります。

自転車に乗って、いざ丸森の町へ。阿武隈ライン舟下りを目指します。

 

外に出ましたら、まず駅を背にして右側の道を進みます。右手に田んぼが見える道ですよ。

ガソリンスタンドを目指します。初めて通る道。川が見えなくて若干不安になります。

 

ガソリンスタンドに舟下りの看板がありました。ちょっと安心。自転車を漕ぐ足取りも軽くなります。

少しすると、

 

 

一級河川阿武隈川

目の前に阿武隈川が現れました!川幅があり非常に雄大です。水面がキラキラしていて美しい。

 

 

丸森橋

1929年(昭和4年)に作られた橋でまだまだ現役、昨年お色直しで赤色に塗り直されました。

戦前に作られた宮城県内では唯一現存しているプラットトラス橋なのです。特徴的な石張りの橋脚も貴重で、2022年に土木学会土木遺産となりました。

※プラットトラス構造とは、斜材を橋中央部から端部に向けて逆八の字型に配置したもので、垂直材に圧縮力、斜材に引張力が生じるものとなっています。

 

丸森橋を渡って、右側に阿武隈ライン舟下り発着場があります。

  

 

 

 

まるもり食堂は土・日・祝日のみ営業しています。

丸森町名産のしいたけを使った名物しいたけラーメンが人気。

 

レトロなマッサージ機は10円で動きます。 売店では丸森の特産品も購入可能。 

 

 

 

 

阿武隈ライン舟下り

東北第二の大河阿武隈川。阿武隈川は昔、物資輸送路として利用されてきました。古くは年貢米に始まり、明治に入ってからは木材、木炭、石材の輸送と昭和の初めまで舟運が栄えました。この舟運のなごりを現在に伝えているのが阿武隈ライン舟下りです。                               

見どころ:廻石(娘と若者の非恋物語が伝わる岩)、弘法の噴水(弘法大師の伝説にまつわる名所)、二又の夫婦石(二つの巨石が仲良く寄り添う)、聖観音(舟下りの運行を見守る観音様)、椿巻(阿武隈ラインの中で最も深い場所)                                         

 

 

 

今のシーズンはこたつ舟。12~3月に運行しています。

 

舟の中ではお食事も可能。持ち込みもOK。ミルフィーユ鍋としし鍋は乗船3日前まで予約必須。

 

乗り合わせたお客様。阿武隈川の美しい自然を眺めながらコタツに入って、気の合う仲間と美味しいお鍋をつついたならば、自然と笑みもこぼれます。

テーブルには丸森産のお米で造られた純米酒「森姫」が。こちらも乗船場の売店で購入できます。 

 

 

阿武隈急行線の鉄橋。現在の舟の運行時刻は、こちらの鉄橋から阿武隈急行の列車が通る時刻に合わせられているので、鉄橋を渡る列車も見どころのひとつです。

 

 

春には桜を愛でながら、初夏には新緑、秋は紅葉、そして冬は炬燵に入りながら。

阿武隈川が長い年月をかけて刻んだ渓谷と四季折々の風景を楽しめる阿武隈ライン舟下りは一度乗ってみる価値ありです。丸森町は山に囲まれているので星空がすごく綺麗なところです。季節によってはナイトリバークルーズ(完全予約制)も開催されています。

 

下船後はちょうどお昼時でしたので、腹ごしらえ。グルメはノーリサーチで来てしまったので、まずは丸森中心部にある丸森町観光案内所に自転車を走らせます。

 

 

 

 

 

丸森町観光案内所(やまゆり館)

案内所内には猫神社もあります。丸森は養蚕が盛んだったころに蚕の大敵のネズミを駆除してくれる猫を大切にし、猫神として祀っていた歴史があり、丸森だけで猫の石碑が73基発見されています。猫とは深いつながりのある丸森。猫神様は町内各所で見ることができるそうですよ。案内所には丸森町観光案内所公式キャラクター「タビスルヤマネコ」のオリジナルグッズも売っていました。

 

 Café Pelsikka

観光案内所からいただいたグルメガイドを片手にやってきたのは丸森町役場に程近いカフェペルシッカ。

素敵なご夫婦が営むカフェレストランです。ペルシッカランチプレートを注文。パスタとカレーが選べます。私はカレーをチョイス。口に入れるとフルーツの甘味から始まり、あとから辛さが追いかけてくるというなんともクセになるお味がたまらない。薪ストーブで温められた店内で飲むアイスカフェオレは最高でした。

 

 

蔵の郷土館 齋理屋敷

丸森に来たなら外せない丸森町の有名スポット。齋理屋敷は江戸後期から昭和初期にかけて七代にわたり栄えた豪商「齋藤屋」の屋敷跡です。齋理屋敷の名前の由来となった齋藤理助氏。齋藤屋は昭和25年頃まで呉服・太物の商売、養蚕、味噌・醤油の醸造、縫製業など幅広い事業行っておりました。約170年の歴史のある施設を巡っていきましょう。

 

訪れた時はちょうど2022年3月福島県沖を震源とする地震の影響を受けた施設の復旧工事期間中でした。2024年の3月末までかかるそうです。

 

 

齋理屋敷は入り口からは想像できないくらい広く、広さ約2000坪。敷地内には多くの蔵が点在しています。蔵には数々の貴重な収蔵品が展示されております。国の登録有形文化遺産に認定されている建造物が12カ所もあります。大正ロマンが感じられる齋理屋敷は見どころたっぷり。すべてご紹介したいのですが、私の独断と偏見で特に印象深かった一部をご紹介します。

 

 

住(すまい)の蔵と業(なりわい)の蔵、避雷針

どちらの蔵も登録有形文化財です。住の蔵は当時「番頭さん」と呼ばれる常時20数名の使用人が住み込みで働いていた彼らの部屋があった蔵です。蔵内には彼らの当時の落書きがそのまま残っています。業の蔵は明治初期に造られました。当時は太物やご祝儀用の組膳が収納されていましたが、現在は仕事や事業を紹介する展示を行っています。業の蔵の前にある鉄柱は昭和5年に建てられたと言われる避雷針で、7代目の理助さんが雷嫌いだったことから建てられたそうです。個人宅に設置されている設備としては大変珍しいですね。

 

 

童(わらべ)の蔵

こちらの蔵も登録有形文化財です。齋理の中では1番小さく大正時代に建築された新しい蔵です。昔のおもちゃや遊び道具、人形などが展示されています。

 

 

時の蔵内にある古時計

時の蔵も登録有形文化財です。明治中期の建築で「質蔵」「宝蔵」とも呼ばれ、骨董品などが収められていたようです。この蔵にある1868年アメリカ製の壁掛け時計が今も時を刻み、動いています。こちらには齋理家の人々の写真が展示されており雰囲気が他の蔵とは違います。

 

 

新館

齋理がもっとも栄えていた大正時代の洋風建築から意匠を取り入れた建築物で2階には昭和初期の齋理周辺を再現したジオラマが展示されております。

 

新館1階

 

新館2階

 

 

内庭

広いお庭ではイベントなどの催し物も行われているようです。訪問時にはサイリクリスマスナイトの竹あかりツリーの設営中でした。

 

 

居宅

現在はスタッフの方が常駐する受付のある建物になります。

特別な企画展やイベントはこちらの建物内で行われます。

 

訪問時は「齋理の歳迎え」が展示されていました。(~1月14日まで)

2024年1月30日~3月31日は「齋理の雛祭り」が展示されます。

季節に応じて様々な展示が行われているのも魅力の1つですね。

 

齋理の歳迎えでは、齋藤家ゆかりの豪華な蒔絵の膳や碗、おめでたい展風など、お正月を彩る豪華な品々を居宅の大広間に展示しています。

 

 

栄泉堂丸森店

お土産は齋理屋敷から程近い栄泉堂丸森支店で購入。1893年から続く老舗菓子店。最近ではバター最中が人気でこの日もお客さんが引っ切り無しに来店されていました。

 

和菓子に洋菓子。バラエティ豊かなお菓子が並ぶショーケース。どれにしようか思わず目移りしてしまいます。

 

お店ならでは規格外品の取り扱いもありました。味に変わりはございません。

私は帰りの電車で食べる用に規格外1つと、お土産にバター最中と猫最中、肉球マークがかわいい生どらやきを購入。バター最中はゲランド塩の塩気が癖になるバター入り最中。猫最中は柚子餡入りの最中。生どらやきは石碑から飛び出した猫神様がどら焼きの上を歩いていって丸森町の場所を教えてくれるというストーリーがあるそうです。

 

 

帰りはもちろん阿武隈急行で。

阿武隈急行の電車といえば、この8100形のイメージが強いですが、徐々に新型車両に置き換わるとのことで、引退する前に乗っておきたいところです。

 

 

通勤で使う人、通学で使う人。旅行で使う人や電車好きの人。

座席の色褪せ具合から、長年に渡ってたくさんの人々が利用してきたんだなぁと感じます。

今回の丸森旅を通して、旅は一期一会。それぞれの楽しみ方があり、出会いがあると思いました。

 

阿武隈川の流れのように、ゆるやかにいくつも時代は過ぎて

齋理屋敷で大正浪漫に想いを馳せ

阿武隈急行に乗って移りゆく季節を感じて

 

生きることは旅すること 終わりのないこの道

 

人生の旅路はまだまだ続きます。

次は何処へ行こうかな。

まだ見ぬ旅の出会いを感じながら、バター最中を頬張るのでした。

 

 

【丸森旅DATA】

*阿武隈急行HP  http://www.abukyu.co.jp/

*丸森満喫きっぷ詳細 http://www.abukyu.co.jp/?p=2546

*阿武隈ライン舟下りHP https://abukuma-line.jp/

*Café Pelsikka Facebookhttps://www.facebook.com/cafepersikka/?locale=ja_JP

       X(旧twitter)https://twitter.com/pelsikka/

*齋理屋敷 HP  https://sairiyashiki.com/

*栄泉堂丸森支店 住所:宮城県伊具郡丸森町字除29/TEL:0224-72―2492

        営業時間 9:00~18:00 不定休

*まるもり移住・定住サポートセンター じゅーぴたっHP https://ju-pita.com/

*丸森町観光案内所やまゆり館 

住所:宮城県伊具郡丸森町字町東83-1

TEL:0224-72-6663

営業時間 9:00~17:00

HP https://marumori.jp/

 

 

 

 

この記事のライター

 

ニックネーム/かなこ

塩釜市出身、仙台市在住 

元ツアープランナー 国内旅行業務取扱管理者

好きなもの/花、植物、酒、トロンボーン、すずめ踊り、スポーツ観戦

旅行好きの両親のもとに生まれ、旅行好きに育ちました。推しのツーリズムはコミュニティツーリズムと グリーンツーリズムです。 

 

 

 

 

 

 

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