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宮城まるごと探訪

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気仙沼で遊ぶ! 東北地方最大の有人島 気仙沼大島でドライブと 気仙沼湾でクルージング

最終更新日:2024/09/10

季節
1月/2月/3月/4月/5月/6月/7月/8月/9月/10月/11月/12月
市町村
三陸エリア-気仙沼市
目的
自然-海、島/歴史・文化-名所、旧跡/レジャースポット-見学スポット その他/体験観光-自然・スポーツ/食・土産-郷土・名物料理 地場産品

 

宮城県気仙沼市。そこは宮城県の最北端に位置する海と山に恵まれた港街です。世界三大漁場の一つ「三陸沖」が沖合に広がり、カツオ、サンマ、メカジキ、ホヤ、牡蠣など沢山の海産物が水揚げされております。

今回は気仙沼大島ドライブと観光遊覧船に乗り海からの景色を眺め、気仙沼湾周辺散策をしてきました。

 

 

海の道・出漁準備岸壁

様々な漁をする船が集まる気仙沼港では、停泊する多数の大型漁船を見ることができます。多くの漁船が港を覆い尽くすように係留している風景は気仙沼に来たー!という気持ちになります。

 

 

気仙沼大島大橋

まず向かったのは気仙沼大島。東北地方最大の有人島です。本州と大島を結ぶ2019年に完成した気仙沼大島大橋を渡りました。アーチが美しい大島大橋ですが、橋の長さ(アーチ支間長)は297mと東日本で1番です。この橋が開通するまではフェリーでしか島に行くことができませんでした。気仙沼市街地から時間も25分ほどかかっていましたが橋を渡れば15分ほどで行くことができるようになりました。

 

 

気仙沼大島大橋の両端には駐車場と自動販売機があります。展望デッキ側にはトイレもあります。

 

 

橋には歩道があるので歩いて渡ることもできます。

 

 

展望デッキからの眺め(雲が厚くて遠くの方が霞んで見えるのが残念・・・)

 

 

気仙沼大島ウェルカムターミナル

気仙沼大島ウェルカムターミナルは大島の玄関口である浦の浜湾にあります。

 

こちらでは旬の地場産品やお土産が購入できます。海鮮丼屋さん、ラーメン屋さん、カフェ、洋食レストランなどの飲食店も入っています。

 

 

大島遊覧船発券所も同じ敷地内にありますので、大島発着のクルーズ船に乗ることができます。

 

 

海を眺めながら、のんびりアイスクリームを食べたり、コーヒーを飲んだりするのも◎

 

 

小田の浜

大島の東海岸にある半月形の波静かな浜辺。小田の浜海水浴場は環境省の「快水浴場百選」の特選に選ばれており、安全で美しい海水浴場ですので、この日もたくさんの人で賑わっておりました。白く美しい砂浜とエメラルドグリーンの海が織りなす景色が人気なのも納得できます。

 

 

田中浜

こちらは小田の浜から1.1km離れたところにある田中浜。NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(2021年)のロケ地でもあります。小田の浜の賑やかさと代わってこちらの浜は静かです。遊泳禁止エリアですが見ているだけで癒されます。

 

 

気仙沼湾横断橋展望スポット

大島から気仙沼市中心部に戻る途中に気仙沼湾横断橋展望スポットに立ち寄りました。防駐車場は15台ほど停められます。

 

 

防潮堤に整備された展望スペースで、気仙沼湾の海上を横断する気仙沼湾横断橋と気仙沼大島大橋の2つの橋を同時に望むことができます。

 

 

タイミングが合えば気仙沼港に出入りする大小の船舶の往来も見られますよ。気仙沼市魚市場方面の水面を、じーっと見ていたら、魚が何度も飛び跳ねていました。

 

 

神明崎

神明崎は気仙沼に来たなら行っておきたい、気仙沼湾・内湾を望める外せないビュースポットです。

 

 

浮見堂

浮見堂も「おかえりモネ」のロケ地となっています。モネがここから気嵐を見ていたシーンを思い出します。

 

 

赤い遊歩道からは停泊中の漁船が並ぶ気仙沼の風景を見ることができます。夜のライトアップもとても素敵です。

 

 

恵比寿像

こちらは三代目恵比寿像で気仙沼内湾のシンボル的存在です。そして全国的にも珍しい立ち恵比寿像です。ちなみに2代目はタイを、3代目はカツオを釣り上げています。恵比寿様の御利益なのか気仙沼はカツオの水揚げ量が全国27年連続1位です。これからもこの地から航海の安全を見守っていてほしいですね。

 

 

ないわん

「拓(ヒラケル)」、「結(ユワエル)」、「迎(ムカエル)」、まちづくりの拠点施設「創(ウマレル)」の4施設から成る、まち歩きや買い物が楽しめる商業観光施設です。

 

気仙沼市観光駐車場も徒歩1分くらいの場所にあり、3時間以内の利用は無料となります。

 

 

 

BLACK TIDE BREWING

「拓(ヒラケル)」内にある気仙沼クラフトビール醸造所のブラックタイドブリューイングに立ち寄りました。

気仙沼で造られているクラフトビールを直接こちらで飲むことができます。グラスで4種類のビールを味わう飲み比べもおすすめです(税込1500円)。お店裏側の駐車場からは貯酒タンクを見ることができます。

 

 

カラフルで個性豊かなデザインの缶ビールもお土産にいいですね。気仙沼市の観光キャラクター「ほやボーヤ」のデザインもあってかわいいです。外の道路は歩行者天国になっています。テーブルとイスもありますので潮風を感じながらプシュッと1杯飲んでもいいですね♪

 

 

同じ施設内に鮮魚店とフレッシュジュース屋さんも入っています。近くの南町紫神社前商店街「murasaki」に入っているコロッケ屋さんもたくさんの人で賑わっていました。美味しい食べ物を買って食べ歩きしても楽しいですね。

 

 

遊覧船の発券所も、ないわん内にあります。気仙沼市まち・ひと・しごと交流プラザ(ウマレル)1F

 

 

気仙沼ベイクルーズ

気仙沼湾内を周遊する船旅が楽しめる観光船です。気仙沼発着のコースと大島発着コース(所要時間約50分)があります。今回は、ないわん前から出ている気仙沼発コースに乗船しました。

 

広々とした広場から見える位置に遊覧船乗り場があります。

乗り場前のネットでできたイスに座って海を眺めながら乗船を待っておりました。イスに背中を預けて、とても気持ちがよくて思わず居眠りをしそうになってしまいました。

 

白いボディに赤色と青色が印象的なファンタジーという名の船に乗りました。

 

 

船内1階席。こちらの船は152トンある定員300名が乗船できる船です。

スタッフの方の説明を聞きながらクルージングを楽しめます。

 

船内2階席。落ち着いた色合いでまとめられていて、綺麗で清潔感があります。

食べ物の持ち込みも可能なので、気仙沼クラフトビールはもちろん、ないわん内の飲食店で購入した食べ物を食べながら楽しむのもいいですね。

 

 

2階席には売店があります。オリジナルグッズや船の御船印も売っています。出航するとうみねこがやってきて、かっぱえびせんを欲しがります。餌付けに必要なかっぱえびせんは売店で購入可能です。ちなみに遊覧船発券所でも売っています。

 

 

デッキも広々としています。

 

 

かもめではなくウミネコですが、季節により「かもめ」に出会える時も・・・

 

 

気仙沼湾横断橋も間近に見られます。橋の下には、国旗のようなマークが描かれているのですが、こちらは国際信号旗で、入港する船に向けて「おかえりなさい」というメッセージがあるそうです。出航していく船に対しては「航海の安全を祈っています」というメッセージの記号が描かれています。気仙沼ベイクルーズに乗った方は橋をくぐる際にチェックしてみてくださいね。

 

 

橋の下をくぐります。クルージングならではの景色。

 

 

気仙沼大島大橋と飛び交ううみねこ。いつまでもついてきます。

 

 

気仙沼の牡蠣の養殖イカダも見ることができます。遠くに見えるかき処理場からは旗を振っていただきました。

 

 

港へ向かう漁船とすれ違った時、漁師さんも手を振ってくださいました。

 

 

気仙沼湾横断橋展望スポットと気仙沼湾大段橋と気仙沼大島大橋が見える船からの眺め。

気仙沼湾横断橋展望スポットから船に向かって手を振った時、ベイクルーズの船に乗ったお客さんが手を振り返してくれましたので、今度は私も気仙沼湾横断橋展望スポットに向かって手を振りました。このようなやり取りもほっこりした気持ちになります。

 

 

とても楽しい50分間のクルーズでした。桟橋にはお決まりの顔ハメパネルもありますので旅の記念に1枚撮りました。気仙沼のゆるキャラ「ホヤぼーや」と一緒にパチリ!!

 

 

船に乗ってお腹が空いてきたので、昼食を取ることにしました。お目当てはかつおでしたが、実は前日、夕食にカツオが食べたかったのですが、魚市場がお盆休みということと台風接近で漁に出ている漁船が少ないことも重なり、カツオが食べられるお店10軒以上に問いあわせをしたのですがどこもカツオが入ってきていないと、ことごとく断られ撃沈していました。今日もきっと食べられないのだな・・・とダメ元でみおしね横丁にある鶴亀食堂に入りました。

 

 

鶴亀食堂

 

鶴亀食堂は魚市場の近くにあるみおしね横丁に入る食堂です。食堂の隣には鶴亀の湯という銭湯もあります。

本当にダメ元でお店に入り、食券機にある刺身定食のボタンを売り切れになっていなかったので「このお刺身定食の魚ってカツオですか?」とお聞きしたら「そうですよ」とのこと!天から一条の光が差し込む気持ちで食券ボタンを押しました。

 

 

しかも、水揚げされたばかりのカツオをいただけるとのことで、カツオの解体まで見せていただけました!

カツオの皮はとても固いんですよ~とお姉さん。手際よくさばく姿がかっこいいです。

 

 

さばかれているカツオは新口だそう!カツオには品質によるランク付けがあり、水揚げ直前に捕れたカツオは新口と呼ばれ、これが最上のものとされています。新口は毎回水揚げされるとも限らないので本当にタイミング良すぎてラッキーです☆神様ありがとう!鶴亀食堂ありがとう!!

 

 

捌かれてすぐのカツオのお刺身がいただけることはなんという贅沢なことでしょう。

カツオに振られ続けてた前日とは一転、カツオが食べられる有難みを感じながらいただきます。

綺麗な赤色ですね~。このカツオは高知沖で取れたカツオで、甘い醤油でいただきました。

もちもちとしていて、程よい噛み応えのある弾力、カツオの脂と旨味が口の中に広がります。

鮮度抜群で本当に美味しかった・・・。

 

 

カツオ刺身定食(税込900円)

夢中になって食べている時、ふと気づけば隣の席で漁師さんがビールを飲んでいました。お話を伺うとその漁師さんは高知の漁船でやってきた漁師さんでした。気仙沼港でカツオを水揚げし、明日からは北海道沖に出発するそう。高知には2月に出発してから一度も戻っていないとのことで、大変な環境の中、漁をしてくださっているのだなと思ったら、ますます有難くカツオをいただくことができました。漁師さんに対するリスペクトの気持ちが強くなったことは言うまでもありません。

 

 

気仙沼市は海と深い繋がりのある町で、そこに関わる人々と気仙沼の素晴らしさを垣間見ることができた旅となりました。これからは戻りカツオが美味しい時期になりますし、今年もサンマは魚体の良いものが捕れているということですので、気仙沼はますます活気が出てきますね。美味しいものはその土地で、旬のものを味わうことが旅の醍醐味でもあります。美味しい魚と美しい海を見に、あなたも気仙沼に行ってみませんか?

 


【気仙沼旅DATA】

*海の道・出漁準備岸壁 住所:宮城県気仙沼市港町一帯

*気仙沼大島大橋 住所:宮城県気仙沼市三ノ浜~気仙沼市磯草

*気仙沼大島ウェルカムターミナル 住所:宮城県気仙沼市浦の浜151-2外

 営業時間9:00~17:00 TEL0226-28-9253

*小田の浜 住所:宮城県気仙沼市中山

*田中浜 住所:宮城県気仙沼市外畑

*気仙沼湾横断橋展望スポット 住所:宮城県気仙沼市大浦212-2

 

*神明崎/浮見堂/恵比寿像 住所:宮城県気仙沼市魚町2丁目6-7

 

*ないわん 住所:宮城県気仙沼市南町海岸1-14 TEL:0226-48-5091

 HP  https://naiwan.info/

 

*BLACK TIDE BREWING 住所:宮城県気仙沼市南町3-2-5「拓(ヒラケル)」内

営業時間 16:00(金曜は13:00OPEN、土日は10:30OPEN)~20:00(日は18:00まで) 定休日:火曜日 TEL:0226-28-9640

HP  https://blacktidebrewing.com/

 

*気仙沼ベイクルーズ 気仙沼遊覧船発券所 住所:宮城県気仙沼市南町海岸1-11

                     TEL:0226-23-3315

           大島遊覧船発券所 住所:宮城県気仙沼市浦の浜 ウェルカム・ターミナル前桟橋

                    TEL:080-1856-2145

 運航日:4~11月の土、日、祝日 運航時間10:00、11:00、12:00、13:30、14:30

                     15:30(GW ・お盆増便)

 天候により運休あり 詳しくはHPにてご確認ください。 大人1600円/小人(小学生)800円

HP  http://oshimakisen.com/time-table/

 

*鶴亀食堂 住所:宮城県気仙沼市魚市場前4-5 みおしね横丁内

      TEL:0226-25-8834 定休日:火曜日

      営業時間 7:00~13:00

HP https://kesennuma-tsurukame.com/

 

 

 

 

この記事のライター

 

ニックネーム/かなこ

塩釜市出身、仙台市在住 

元ツアープランナー 国内旅行業務取扱管理者

好きなもの/花、植物、酒、トロンボーン、すずめ踊り、スポーツ観戦

旅行好きの両親のもとに生まれ、旅行好きに育ちました。推しのツーリズムはコミュニティツーリズムと グリーンツーリズムです。 

 

 

 

 

 

 

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