最終更新日:2026/05/27
県南エリア-白石市
こんにちは、ライターの渡邉です。
宮城県民なら誰もが一度は聞いた事があるであろう「白石温麺」。これが作られている製造工場を見学して来ました!
白石温麺とは
400年以上も前から作られている乾麺で、白石市の特産品。「人を思いやる温かい心を持つ麺」という意味から温麺と名付けられる。
その特徴は製造の際に「油を使わない」こと。さらに麺の長さが「9㎝」で、白石市内で作られたものを白石温麺と呼ぶ。
きちみ製麺
白石温麺の見学が出来るのは「きちみ製麺」さん。
1897年創業の老舗であり、建物は歴史を感じさせます。
工場敷地内には白石温麺専門店「つりがね庵」も併設されていて、こちらはかやぶき屋根の古い武家屋敷をリニューアルしてあります。
名前にもある「つりがね」は伊達政宗を生涯に渡って支えた、戦国武将の「片倉小十郎」の旗印からきているそうです。
吉見家は代々この片倉家に仕えた家柄であり、その縁からつりがね印を使う事を白石で唯一許可されています。白石市には白石温麺を作っている会社は5社あるそうですが、このつりがね印を商標としている白石温麺はここだけです。
工場見学
工場見学はきちみ製麺HPからのネット申し込みです。
・開催日:工場稼働日のみ(申し込みページにカレンダーがあります)
・参加費:お一人様 550円
・時間 :午前10時~11時
・見学人数:1回につき合計10人まで(10名を超える団体様はTEL)
・見学特典:手延べ麺、つりがね、各1本プレゼント



工場見学は機械が稼働している日に行われるので、実際に白石温麺が作られているところを見る事が出来ます。機械が稼働して作業している方がいらっしゃるので、ガラスの扉1枚を隔てての見学となります。

小麦粉と塩水を練ったものが板状となり上から流れて来ています。最初は言われるまで気付きませんでした!この状態のまま一晩寝かせて熟成。そこからロールで圧延して厚さ1.5㎜程まで薄くした後にカッターで切り出されます。

遠くから見ていた私に、切り出したうーめんを見せてくれる工場長です!こういうほっこりした体験はいつまでも記憶に残りますよね。
ちなみに「うーめん」と書いてある商品もあるんですが、それも白石温麺と変わりがないとの事でした。

乾燥室ではカーテンのようなうーめんが!短くカットされるのは製造の最後の方です。
実は、この垂れ下がるうーめんをモチーフにしたエクステリアが「つりがね庵」の入り口にあります。

通路の両側にある棒状の「テンションワイヤー」。その数286本。なんとなく白石温麺に見えてきますね。

奥の方で乾燥されて出来上がった白石温麺をカットして整え、手前の機械で最終的に長さ9㎝になります。



手作業と機械での検査を経て、商品が出来上がります!ここまでにかかる時間は1日半ぐらいで、「1日に1万食」の白石温麺を製造しているとの事です。
工場見学を申し込む方の中には外国人観光客も結構いらっしゃるようで、この日たまたま食事に来ていた外国人の団体さんがいました。台湾や韓国からの観光客がたまに見学に訪れるそうです。白石温麺を食べて気に入ったのか、お土産で買っていく方もいらっしゃいました。
工場見学はおよそ1時間ぐらいです。見学が終わると11時過ぎで、「つりがね庵」が11時開店なのでちょうど良いタイミングです。
開店と同時にお客さんが来ていて、昼の12時前にはもう、待ちが発生していました。取材日は平日だったんですが、改めて人気のお店なんだなと思いました。



すごく雰囲気の良い食事処です。武家屋敷を取り壊さずに改装を重ねて作り上げていったそうです。なので内装や間取りは昔の面影を残したままの所があり、現代の雰囲気と融合した空間になっています。窓際の席からは庭園が見られます。秋には紅葉を楽しみながらお食事ができるのだそう。



「冷やし手延べうーめん1600円」と「三角いなり寿司400円」を注文。こちらでは前払い制を採用。注文と同時にお席でお会計となります。
私は以前に白石温麺を食べた事がありましたが、冷やしで頂くのは初めて。とても美味しかったです!
普通の素麺は最後に油を使うのですが、白石温麺は先程の行程で見た通り【油は一切使わない】製法。その為、素麺特有の香りがなくスッキリしています。冷たい薄いお出汁で食べても、良い意味で香りが際立たないのでスルスルといけちゃいます。素麺が苦手という方はあまり見掛けないですが、そういう人に是非試してもらいたいですね!
卓上にあった「ゆず香るあおさ」。七味とゆずの香りが抑えめで、あっさり系のうーめん料理とマッチします!冷ややっことかにかけても合いそうだなと思った、お酒好きな私です。



直売所では温麺コレクションと言わんばかりの品揃えがあります!温麺は白石市内ではスーパーなどで気軽に買えますが、ここまでの品揃えはやはり直売所だけです。
つりがね庵で出てきた漬物「小十郎漬け」や「きちみのしちみ」も購入可能。
きちみ製麺がある場所からは白石城や、以前私が紹介した「蔵王酒造」が近いです。このまま午後は白石市内を散策しても良し、北上して仙台市方面に向かうのも良し!
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「きちみ製麺」
住所 :宮城県白石市本町46
営業時間:9:00~17:00
見学料金:550円
所要時間:約60分
人数:一回の見学で最大10名
休館日:工場直売所は不定休(12月30~1月1日、1月4日は休み)
予約方法:ウェブサイトにて申し込み
HP:きちみ製麺HP
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「白石温麺専門店 つりがね庵」
営業時間:平日11:00~14:30
(ラストオーダー14:15)
土日祝11:00~15:00
(ラストオーダー14:30)
休館日:第2・第3火曜日、毎週木曜日(臨時休業あり)
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この記事のライター
元トラック運転手ライター。 福島県北部在住。 以前仙台市に住んでいて、その時に宮城県が好きになりました。 田舎の風景を見たり、地元のお祭りに行ったり、隠れた居酒屋を探すのが好きです。 同じ年代に共感してもらえるような記事を書きたいと思います! |
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